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■自然卵の特徴
 

 カラが硬くて、卵は1回では割れません。卵殻と皮膜がよく密着しています。割って皿の上にのせると、黄身と白身の盛り上がりが、普通の卵に比べて違います。
 白身には濃厚卵白と水溶卵白とがありますが、自然卵は濃厚卵白でよく締まっていて、水溶卵白は非常に少ないのが特徴です。
 一般の卵はハシで黄身をはさんでつまみ上げようとしてもつまみ上げることができず崩れてしまいますが、自然卵は黄身だけを何回でもつまみ上げられるくらい、しっかりしています。従って黄身も硬いし、白身も硬いことになり、生卵を混ぜるとき、なかなか混ざりにくいのが特徴です。

卵を割るとこう違う
平飼い自然卵の産みたて
ケージ卵の産みたて
スーパーの一般卵

■有精卵と無精卵との比較
 

 栄養的には変わらないと思われますが、卵の持っている「生命力」に違いがあります。 (21日間温めて、ヒヨコになる卵と腐る卵の差)
 有精卵を生む雌鳥は、背の部分が汚れています。それは何故か?雄鶏が背に乗るから汚れています。それが有精卵になるのです。
 無精卵は、雄鶏がいません。

■卵質について
 

<血のまじった卵>
  卵を割ると大小の血斑や血線が見られることがある。害はないが、気持ちわるければ取ればいいことですが、これは自然卵よりもケージ養鶏の多産系の鶏によく見られる。卵巣の成熟が早く、そこに送られる血液の量が多くなり、成熟卵子が子宮へ移るときに血液が流れ出し、卵子といっしょに輸卵管内へ下がって卵白に包まれるために起こる現象です。


■良質な餌
 

<配合飼料> 主食 : JA配合飼料を使用しています。

成鶏用ニューセレクト17
<原料成分>
配合割合
原材料名
59%
とうもろこし(マイロ)
24%
大豆油かす、コーングルテンミール、菜種油かす
3%
米ぬか(ふすま)
2%
魚粉
12%
炭酸カルシウム、動物性油脂、食塩、パプリカ抽出処理物、無水ケイ酸
成鶏粒餌
<原料成分>
配合割合
原材料名
69%
とうもろこし(マイロ)
10%
大豆油かす、コーングルテンミール、菜種油かす
10%
魚粉
11%
炭酸カルシウム、アルファルファミール、リン酸カルシウム、食塩

飼料用かきがら
<原料成分>

・かきがら粉末
ハイパワーチック
雛鳥用えさ


<野 菜> 副食(おやつ) : 近所の農家から新鮮な野菜を分けていただいています。

大根の葉
白菜
キャベツ
人参の葉
その他


■鶏舎と鶏舎まわり
 

自然豊な宮城県大衡村


○黄身の色が薄い

 自然卵の黄身の色がきれいな山吹色をしていると思っている人たちのなかには、黄身が白い卵を見つけて、クレームをつける人がいます。消費者やマスコミの人たちに自然卵神話(自然卵とはすべて黄身の色がキレイだ)があります。
 しかし、実際には、黄身の色が白い卵もあります。というのは、個体によっても違いますし、平飼いによる自由採食をしていますから、菜っ葉や、トウモロコシをあまり食べない鶏もいます。黄色はエサの色素(キサントフィル)が黄身に移行するわけですから、とくに自然卵養鶏の場合、自給飼料とか、残飯とか、手近にある飼料のなかに、色素を持たないもののウエイトを高めていきますと(たとえばパンクズ・コメヌカ・オカラ・酒カス)、必ず黄身の色が白くなります。
 ということから「自然卵の黄身はすべて濃いとは限りません」


○血斑・肉斑がある
 赤玉は血斑と肉斑が非常に多いのです。血斑というのは、卵の黄身のところにちょっとした血が混じっていることです。また、肉斑はアズキ粒のような肉斑が白身に混じっている。
 これは、赤玉特有の現象で、自然卵でも白い卵にはありません。白い卵に比べて3倍〜5倍の率で出ます。それは品種改良に起因することなのですが、原種になればなるほど、自然に近づけば近づくほど多いのです。(キジや野鳥の卵には必ずそれがある)
それ自体が「自然」である証明です。


○出荷量にムラがある
 産卵量が常にコンスタントにあってほしいのですが、どうしても波があり、提携している消費者から不平がでるという問題があります。
 自然卵の場合、技術が固定していなく、またクスリなどを使わないので、病気が発生しやすいなどで、産卵量が落ち込むことがあります。やはり自然な形でやると、人口的にやるより産卵の波がでてきます。

○腐った卵が出た
 平飼い養鶏の飼養形態では、ケージ養鶏と違い、決めた産卵箱に必ず産むとは限りません。(90%ぐらいは産むようにしますが)
 3〜5%は地面に産んで、鶏フンを足でかけたりして、分からなくなるときがあります。何日かたって見つかり、当日産んだものと混ぜてしまうと、その卵は発酵した鶏フンのなかに何日かあった訳ですから腐りやすくなります。
 赤玉は白玉に比べて、腐っていることが外観上では分かりにくいのです。下から電気をあてる検卵器に入れても、赤い卵殻の卵は光が通りにくいのです。
 こうした腐敗卵は、どうしても夏場に多いものですが、例えば料理用として何個も使用する場合は、10個いっぺんにボールなどに割るのではなく、小分けにして割るというように気を付けて頂きます様、お願い致します。


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